食べ物の好き嫌いの本当の意味とは?

子供のころは何故か多かった好き嫌い

「ちゃんと食べなさい!」「好き嫌いしちゃだめでしょ!」
子供のころ良く言われた言葉です。

特に子供の頃は味覚(舌)が敏感なので激しく出る子は出てしまうのでしょう。

好きなものより嫌いなものが多いという子の方が多いないんじゃないかと思います。

中学生の頃の僕の友人は衝撃的で、「野菜が一切食べれない」というどうやって生きてんの?という奴もいました。

僕も子供のころは椎茸とレバーは絶対に食べれませんでしたが、野菜全般まではなかったと思います。

50歳になった今は、椎茸は普通においしく食べれるようになりました。

が、レバーだけはいまだに駄目です。

「ここのレバーはその辺のとは違うから食べてみ!」と何度も言われ、何度もチャレンジし、何度も「やっぱり無理」という経験を繰り返してきました。

レバーにはタンパク質と鉄分が多く含まれていて身体に良いということはよく理解しています。

それでもダメなものはダメなんです。

次男坊の好き嫌い

ウチの次男坊は「ザ・次男坊」という我が道を行くような奴です。

僕も次男坊なので気持ちが良く分かり、ついつい甘くしてしまいがちですが、スイッチの入ったときの彼の能力には驚かされるときがあります。

ウチの次男坊は子供の頃は肉が食べれませんでした。

魚もあまり好きではないようでしたが、肉と比べると魚はある程度は食べれるといった程度でした。

18歳になったいまでも、肉はあまり好きではないようです。

ただ、焼鳥屋の焼き鳥やキャンプでのバーベキューでは肉を良く食べてます。

正直、どんな脳みそ(味覚)してるんだろうとは思いますが…。

そんな次男は、長男がサッカーをやっていたこともあり、小学1年生からサッカーを始めました。

肉を食べないので当然ガリガリですが、メンタルが強くて「この子はもしかしたら…」と思うことも時々ではありました感じたことがあります。

そんなこんなで楽しくやっていたサッカーも小学生の6年生ごろには中学校のチームをどこにするか?という問題が発生します。

当然、通学予定の中学校での部活もありなのですが、現代日本の中学サッカーはクラブチームがメインの主戦場になります。

決して部活が悪いという訳ではないのですが、恐らく指導者の問題でしょう。

中学校は私立でない限り、指導者は転校もありうる教員ですから。

そして次男坊もその時期に、長男と同じ福岡のCAグランロッサに入部したいと言い出しました。

当時のCAグランロッサは「走る・戦う・球際」のど根性サッカーがベースにある九州でも強豪チームです。

今はコンプラが厳しくなったので少し控えめにしていますが、とにかく戦うチームです。

長男と僕は必死に止めました。
「お前には無理だ。身体が付いていかない。悪いこと言わないからやめておけ」と。

それでも次男坊の意志は固く、結局入部することになりました。

兄貴の戦う姿がかっこよく映ったのかもしれません。

ま、子供なんてそんなものなので、子供には「好きなことをさせるのが一番いい」と今でも思ってます。

この教育方針は他の子たちにも曲げずに一貫して育てています。

次男を見て思うタンパク質と肉体の関係

そうして次男にはCAグランロッサの地獄の練習が始まりました。

1年生の当初は身体も細く走れないので当然Bチームでしたが、メキメキと力を付け、中学2年生で華が開き、2年生でトップチームのボランチ(真ん中)に定着。

福岡県大会でも優勝することが出来ました。

その時からか、妙に背中が大きくなっている気がしていました。

肉食べていないのにどうやったらそんな身体になるんだろう?と。

中三から高校にかけては更に身体の厚みが増していきました。コーチによると「あいつと当たるとなんか痛いんですよ」と。

普通の痛みじゃない特別な痛みが伝わるらしいです。

持ち前のメンタルと戦う姿勢が評価されたのかU16日本代表にも選出され海外遠征も経験させてもらいました。

高校でもインターハイ全国ベスト8まで勝ち進むことが出来ました。

皆同じことを言います。
「タンパク質とらないのに何であんなにゴツいのか?」と。

僕も正直分かりませんが、予防栄養学を学んでいるときに、もしかしてこれではないか?というヒントがありました。

草食なのに筋骨隆々の「牛」

予防栄養学の中で牛の消化の授業がありました。

草しか食べない牛が何故あれほどのタンパク質豊富な赤身を持ち筋骨隆々としているのか?

確かに意味わかんないな…と興味を持った僕は真剣に先生の話を聞きました。

その中で、牛には胃が4つあり、1つ目の胃で胃の中にいる微生物が草を発酵させタンパク質に変換。

それを第4番目の胃と小腸で吸収・消化させるというもの。

草しか食べてないのにタンパク質が出来るのか?だからあんなに筋骨隆々なのか?と驚きでした。

その時にふと思ったんです。
ヴィーガンの人でも時々筋骨隆々の人っているよな?と。

人には個体差があるのは当然理解していましたが、もしかしたらこの子は動物性タンパク質は必要なく、植物性タンパク質が一番本人に合っていたのかも?と思うようになりました。

好き嫌いは身体のサインなのかも?

肉が嫌いでほとんど動物性を取らない子供がどうしてこんなにゴツくなったのか?の理由が分かりました。

次男坊の身体が出来てあがっていく過程をずっと見てきた親の僕だからこそ言える言葉かもしれませんが、子どもの好き嫌いは身体の、本能の拒絶なのではないか?ということ。

ジャンクフードやスナック菓子はもはや「食」ではないので論外ですが、こと食材に関しては本能だと思うようになりました。

なので、好き嫌いは無理に克服させることではなく、本人の身体に任せるのが一番いいと思います。

僕も人の親なので親御さんの気持ちもよ~く分かります。

ただ、無理して嫌いなものを食べさせても好きになることはないでしょうし、身体が求めていないと考えれば少しは理解できるのではないでしょうか?

世の中には本人のためと思ってやる行為が本人のためでないことも多々あります。

それと同じと考えれば少しは楽になりませんかね?

もし僕がレバーが食べれていたらもっと強く、賢くなっていたか?と思うと、決してそんなことはないと言い切れます。

好き嫌いまとめ

豚肉はビタミン豊富な栄養素ですがイスラム教徒は食べません。

ヴィーガンの人も肉は食べません。

昔の日本人も四つ足の生き物は好んで食べませんでした。

食はその要素で機能を説明することは出来ますが、果たしてその機能が万人に共通するかと言われるとそうではないと思います。

同じ人種でも個体差は必ずあります。

良い表現ではありませんが、たとえ血がつながった子供とはいえ、半分は他人(配偶者)の血です。

親は子を自分と同じと思いこむことで子供にプレッシャーを与えているかもしれませんね。

結論、人間は「身体が求めるものを求める時に食す」ことが一番幸せなのです。

それが毒でない限り…ですが。

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NAOTAKA HOSHINA
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