誕生日は感謝の日?

本来、誕生日は祝ってもらう日なのか?

奥さんの誕生日のお祝いです。いつも支えてもらって、ものすごく感謝しています。こうやって毎年お祝いできること、本当に幸せだなと感じます。

そして僕自身についても、「お誕生日おめでとう!」「ありがとう!」と、幸いにもこの儀式を51年間続けてもらっています。

ハッピーバースデイ・トゥーユー~。ハッピーバースデイ・トゥーユー~。ハッピーバースデイ・ディア尚ちゃん~。ハッピーバースデイ・トゥユー!

51歳にもなると棺桶に近づいていくカウントダウンのような気もしますが、毎年祝ってくれる家族には感謝しかないです。

が、僕は一方で誕生日は「産んでくれた母ちゃんに感謝する日」だと思っています。

理由は簡単で、誰が一番頑張ったのか?ということです。

僕も生まれて来るときは少なからず頑張ったでしょう。
51年前なので記憶はないですが、それなりに頑張ったはずです。

しかし、誰が一番頑張ったか?という評価をすると一番頑張ったのは、間違いなく「お母さん」です。

お母さんはまさに命を懸けて僕らを産んでくれたんです。

現在の日本医学は他国と比べるとかなり進んでますので、我が国での出産時にお母さんが亡くなるという確率は3万5,000人に1人いう統計らしいですが、低所得国では66人に1人。世界全体で見ると0.2%。

500人に1人のお母さんが我が子を次世代に残すために自らの命を落としているのです。

普通、そんなギャンブルしますか?って話なんですよ。

500発に1発当たるロシアンルーレットを極限の痛みに耐えてまで子を産む…。
次世代に未来を託すというそんな選択を我々のお母さんはしてくれたんです。

51年前、1975年8月26日に僕の母はその選択をし、その選択のおかげで今の僕がいるんです。

恩返しは義務である

お母さんは自分の命を引き換えに死ぬほどの痛みに耐え、命のギャンブルをしてまで僕らは産んでもらい、今ここにいるんです。

そう考えると、「ハッピーバースデイ・トゥーユー~」ではなく、「サンキューフォー・ハビング・ミー」ですよね。

ということで、今年の奥さんの誕生日からは「サンキューフォー・ハビング・ミー」にしました。

だから奥さんにも、「43年前に産んでくれてありがとう」ってバァバに電話しなよ!と勧めてみました。奥さんのお母さん(バァバ)こそが、この日の本当の主役だと思うのです。

子供達:「お母さん、産んでくれてありがとう!」
お母さん:「どういたしまして。私も命かけて産んだんだから幸せになってね」

これが本来の「感謝」。

人としてあるべき姿だと思います。

義務違反を認めてはいけない

しかし、誠に残念ながら日本では毎年約2万人が自らの命を絶っています。
「戦前じゃないのに何で?」って思いません?

戦前の侍は「生き様」より「死に様」こそが価値観でした。

その「死に様」も切腹というある意味、究極の方法なんですよ。
他人に迷惑を掛けず、ただひたすらに責任を取るという「死に様」です。

僕はこの「死に様」を肯定する気はないですが、楽な方法で自らの命を絶つ人たちに一言物申したい。

「お母さんに許しを得たんか!」と。

現在の多くの日本国民は「死に様」なんて気にしてないでしょう?
それなのに自ら命を絶つ人が2万人もいるんですよ!

2万人って田舎行ったら村が一つ消える数ですよ。

と偉そうに言う僕も、一度自らの命を絶つことを試みたことがあります。

自ら命を絶つという究極の選択を選んだ時に、他人に迷惑だけはかけてはいけないな…と思い、誰もいない早朝の海の砂浜で刃物を右腹に突き立てました。

ここだったらカラスか波かが僕を綺麗に無き者にしてくれるだろうと…。

恐らく3ミリぐらいは右腹入ったでしょう…。
「チクッ…」

が、あまりに痛さに「無理無理!やめた!」となりました(笑)

こんなの絶対無理って。
ここからさらに自ら奥にぶっ刺して横に曳くなんて絶対無理って。

とにかく生きよう

命を投げ出す覚悟があれば何でもできます。

人間生きてりゃ一度や二度は逃げたくなることもあるでしょう。

そういう時は思いっきり逃げればいいんです。
お母さんの元に行って泣きゃいいんですよ。
そしたら何とかなりますから(笑)

親より先に逝くってことは究極の親不孝ですからね。

僕の親父と叔母さんはばあちゃんより先にあの世に逝きました…。
あの時のばあちゃんの寂しい姿は今でも覚えています。

背中が泣いてるというか何というか…。何とも言えない姿でした。

そう考えると生きるということは義務なんですよ。

幸せに生きるということは「権利」ではなく「義務」なんです。
義務は全うしなきゃいかんでしょ?って話です。

来年からで良いです。
誕生日にはお母さんに「ありがとう」って言ってください。

なかなか恥ずかしいですが、間違いなく一番頑張ったのはお母さんですので!

という奥さんの誕生日に思うことでした。

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NAOTAKA HOSHINA
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